ゾウも倒れる、コブラが持つ毒
人の命まで奪ってしまうコブラの毒は、どんな毒かというと、
人間の神経を麻痺させる効果のある毒を持っています。
コブラの持つ神経毒は何が危険かというと、コブラに噛まれた相手の神経の機能を停止させて、
各器官に脳から送られる命令を遮断してしまうのが、コブラが持つ恐ろしいといわれている毒なのです。
■コブラの毒は、神経毒
では、コブラに噛まれると主にどんな症状が現れるかをご説明します。
まず、体に毒が回っていくと、体に麻痺やしびれといった障害が起き始めます。
これが神経の機能が停止し始めたことにあたります。
やがて、コブラの毒に体が蝕まれていくと、
呼吸機能や心臓の動きが停止して、最終的には命を落とすことになってしまいます。
これは、神経の機能が停止したことによって、脳から心臓や肺といった期間に命令が送られなくなったためです。
しかし、コブラ科に属するコブラが全て神経性の毒を持っているかと思えば、実際のところはそんなわけもなく、
コブラの中には神経性毒ではなく、出血毒と呼ばれる主にクサリヘビ科のヘビが持っている毒をもつ、
タイパンという出血毒をもつコブラもいますが、
基本的にコブラが持つ毒は、神経毒であって、出血毒などの毒をもつコブラはあくまで少数です。
因みに出血毒とは、ハブのもつ毒と同じで、血管系統に毒の効果によって異常を誘発することによって、
血液の主成分である赤血球を血管の外に遊出させる効果=出血が起こり、それによって体の組織が破壊され始めてしまいます。
神経毒も怖いですが、出血毒も十分に恐ろしいので、注意してください。
■コブラに噛まれたときの対処法
もし、コブラに噛まれてしまった場合、
人間は主にコブラのエサになる小動物などよりは、毒の効果が体に現れるまでには時間がかかりますが、
先ほど紹介した出血毒を持っているクサリヘビ科のヘビに噛まれた場合と比較すると、
コブラの持つ神経毒の方が、回りが早く、危険です。
ですので、もしコブラに噛まれた場合は、
早急に医療機関に連絡を入れて、救急搬送をしてもらい、治療を受けてください。
要するには、ハブに噛まれるよりコブラに噛まれた方が危険というわけです。
毒に注意!コブラの種類
すべての個体が毒を持っているコブラ。
しかし、そのヘビにおいては特徴的な姿は非常に魅力的であり、コブラとは、ヘビ好きにはたまらない種類です。
ですが、毒をもつコブラの飼育は一般人では難しく、ほとんど困難といえるでしょう。
しかし、絶対に飼えないというわけではありません。
ですので、コブラの中でもペットとして飼えるコブラと、コブラの中でも有名なコブラをご紹介します。
■タイコブラ
身の危険を感じたり、敵や獲物と対面などして興奮したりしたときに、フードを広げて威嚇します。
この行動は、フードのあるコブラが行う基本的な行動です。
外見上の特徴的な部分は、フードの模様で、大きなOの字になっています。
多くの地域に分布していますが、その一部である中国でタイコブラは、
危険なコブラとして認識されていると同時に、漢方薬の材料としても認識されており、利用することもあります。
タイコブラの漢方薬としての効果は、リューマチ、下半身不随、痛風などの病気に効果があると言われており、
場合によっては、鎮痛剤としても利用されることもあるそうです。
■アスプコブラ
アフリカに生息している毒蛇の中でも、特に危険とされるコブラのひとつといわれており、
大きさも中々のもので、記録上最大のものでは、基本的に小さいはずの毒蛇には稀なメートルを記録しています。
余談ですが、世界三大美人としても知られ、コブラを使って自らの命を絶ったとされるクレオパトラが
自らの命を絶つときに使用されたコブラが、アスプコブラだといわれています。
■エジプトコブラ
コブラでは大型とされるコブラです。
最大のものでは3mにもなったと言われています。
また、このエジプトコブラの原産地であるエジプトでは、エジプトコブラは農業の守り神とされており、
昔から神として崇められているコブラでもあります。
しかし、最近では生息地が減少しており、
その結果、エジプトコブラに噛まれるということも少なくなっているそうです。
■キングコブラ
コブラ科最大であり毒蛇の中でも最大。
その名の通り、コブラの王ともいえるコブラです。
キングコブラが持つ毒は強くはないものの、一噛みで相手に注入する毒の量は他を寄せ付けない量であるため、
噛まれたらまず助からないといわれています。
しかし、キングコブラは無闇に人間に襲い掛かるような性質ではありません。
また、メスのキングコブラは自らが産んだ卵を守る習性も持っています。
更に、キングコブラは減少傾向にあり、ワシントン条約でその種を保護されている種類のコブラでもあるのです。
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